セロトニン対策
前述の通り、セロトニン不足から起こる悪循環に注意が必要です。過食の原因となるストレスですが、これがセロトニンと深い関係があるからです。
セロトニンは心身両面でのストレスからどんどん減少してしまいます。職場などで精神的負荷が強くかかったり、疲労が溜まると、セロトニンをつくるセロトニン神経が弱まってしまうためです。この悪循環に陥ると、抜け出すことは容易ではないので大変です。
過食対策のためにも、生活からストレスの原因を取り除く工夫をしましょう。そこで問題となるのが、現代人のライフスタイルです。そもそもストレスと無縁の生活などはなかなかできるものではありません。だからこそ工夫が必要になってくるわけです。
一番効果的なのは、セロトニン神経を鍛えることでセロトニンを増やすことです。セロトニン神経の特徴は、朝起きてから活性化していき、夜になると休息するということです。この特性を生かすのが効果的です。
最も手軽な対策は太陽光に当たることです。精神的不安定に日光浴が効果的だと昔から言われますが、これは単なる迷信ではなく、科学的根拠もあるのです。それは、網膜から太陽の光が入ることで、セロトニン神経が活性化されるからです。30分程度日光に当たれば充分です。
そして、リズミカルな運動もセロトニン神経を活性化します。具体的にはウォーキングやジョギングです。これで過食の原因を断ち、脂肪も燃焼させられるので、まさにうってつけです。