気楽に考える
過食について最初からちょっと理論的な話題から入りましたが、今度はもう少し精神面から気楽に考えてみましょう。
何か気持ちがすっきりしない、ストレスを感じるという時に、だらだらとスナック菓子を食べ続けたり、甘い物をちょこちょこつまんでしまう。誰にでもある経験です。まずは、こうした体験は自分だけではないということを認識しましょう。
「どうしてこんなに節操がないのか?」などと自分を責めてはいけません。罪の意識など持つ必要はないのです。甘いものは心の栄養だ!くらいに考えておけばいいのです。ある調査では、女子大生の約60%に過食経験があるというデータがでています。誰でも、イライラ、疲れが溜まったときには、つい食べ過ぎになってしまうのです。過食は女性にとって一般的な出来事というわけです。
それだけで病気とはいえないのです。過食症治療の第一人者である医師もそう言っています。あるダイエットカウンセラーは「過食はストレスを解消する趣味のひとつぐらいに考えて」とアドバイスしているそうです。
そもそも食べることというのは体に栄養を与えることが目的です。それは、心に栄養を与えることでもあるということです。スイーツも心には必要な栄養だと考えればいいのです。
どうでしょう?これで罪悪感がかなり軽減されるのではないでしょうか。食べてストレスを解消する、ということから悪循環を解消していく方法も有効なのです。