過食の原因と対策

セロトニンの影響

 

 

さて、いきなりですが、少々論理的な話をしたいと思います。「過食」、いろいろな人にとって悩みのタネになっているかもしれませんね。イライラしていても食べたくなります。週末のドカ食いもあります。女性なら月経前の甘い物食いもあるでしょう。つい食べ過ぎてしまうタネはそれこそどこにでもあります。

 

 

まず考えたいのは「ストレス食い」です。ストレスは心身両面の不調から端を発してしるわけですが、これにはセロトニンが関係しているのです。脳の機能を安定させるのに重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつがセロトニンです。最近の情報番組などでもこの名前は出てくるので、聞き覚えがあると思います。

 

 

セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑制し、心のバランスを調整する作用をもつ伝達物質です。このセロトニンが減少すると、精神バランスが失われ、性格が暴力的、キレやすくなり、逆にうつ病にもなったりすると言われています。スケジュールに追われ、忙しい現代人にとっては抱えやすいストレス問題と併せて語られることが多くなっています。

 

 

更に、セロトニン不足は脳の血管を萎縮させて偏頭痛の原因にもなるとされています。そして過食にも関わっています。実際に過食はセロトニン不足から引き起こされることがあるのです。そんなに食べたいわけではないのに、なぜかつい食べ物に手が伸びてしまうのです。まずはこのセロトニン不足を疑ってみる必要があるでしょう。