上手な食事の摂り方
最後に、過食の悩みから脱出するためのコツをいろいろ述べることにしましょう。
さて、食べたいものについては、わくわくしながらリストアップしてみましょう。そしていざ食べる時は、いろいろたくさん食卓に並べて、最初に目から満足感を得られるようにしましょう。
メニューで迷ったらできるだけ高級なものを選びましょう。良質なたんぱく質、油もいい油を摂りましょう。そして、週に１回位は、遠慮なく好きな物を食べるような日を作りましょう。こうして心と体を満たす栄養を摂っていくわけです。
注意しなければならないのは、「足りていないのでは」という意識です。こんな意識があったら危険サインだと思ってください。心の栄養不足というのは、自分は本当に食べたいものを食べていない、という意識から起こっています。体重の増加を極度に嫌い、カロリーや糖分をいつも気にして、食べたいという欲求を常に押さえこんでいる、というイメージです。
好きでもないのに単に「体にいい」という情報だけで食べるものを選ぶのも、ちょっと危ないですね。過食はそもそもこうした抑制の反動からきています。食欲は本能ですから、自分が本当に食べたいものを食べれば、過度な食欲も治まるものです。心にも体にも栄養にならないような、いわゆる無駄食いを無くすようにしたいものです。あくまで、深刻に考える必要はありませんよ。